生まれ変わった器
まだ肌寒い3月の頃、離乳食スタートを前にした男の子の元へ「初めての器セット」を
お届けしました。
月齢は偶然にも我が子と一緒。心地よい秋風が頬を撫でる10月生まれ。
メールでやり取りの中にも自然と育児の話に花咲く、素敵な出会いでした。
そんなお客様からひと月ぶりのお電話。
聞けば、食器棚からコロンと落ちた器が欠けてしまったとか・・・。
かなりショックなご様子で「修理できませんか?」とのお問い合わせでした。
直すよりは新しい物を買った方が安く付く、とか、
最近少しずつ見直されてはいるものの、使い捨てが当たり前になってしまっている今日。
直しても使いたいっと思っていただけることが嬉しくて、
「作り手冥利に尽きるね」っと心を込めて修理させていただきました。
欠けてしまったところは、グルリと削ってスプーン休めに・・・
そして昨日、お客様からありがとうのお礼のメールが届きました。
新しい形になって(←とっても機能的なくぼみ!)
息子の離乳食に大活躍してくれるかと思うと、とっても嬉しいです。
形は変わってしまったけれど、その分愛着は増していただけたようでした。
物は単に物として終わるのではなく、ストーリーを込めて育てていく事も楽しみのひとつに
なります。
器を通して良い出会いがあったとか、思わぬ事で割ってしまったけれど修理したとか。
そんな思い出や時を刻みながら、一緒に充実した時間を過ごして、
物と使い手が一緒に味わいを増しながら歩んで行けたら素敵ですよね。
今回の出来事も、数あるストーリのうちのひとつになりますように・・・

お客様がご自身のブログに
今回の出来事の記事をアップしてくださっています。
http://rakupan.cocolog-nifty.com/blog1/2008/04/post_c21e.html
素敵な記事にしていただきありがとうございました。
皆さんも是非ご覧ください。

<初めての器セット>のご紹介のページはこちら
http://www.geocities.jp/mokuren_kirishima/babyset.htm
- [2008/04/19 10:31]
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