梅雨入り 


梅雨入り宣言は出されていたものの、
霧島では二週間程青空広がるの乾燥した毎日が続いていました。

お空の神様も焦り出したのか、昨日からは雨が降り出し、
一昨日までのカラカラな空気は嘘のようにしっとりし始めています。
「しっとり」というよりも、梅雨独特の「じっとり」の方が正しいかもしれません。

梅雨は嫌だな…と思いながらも、庭の椎茸たちの様子を見ていると
流石に酷に思えてきて、親心からか少しホッとしたりもしています。

このジメジメとのお付き合いは来月半ばまで続く見込み。
コツコツと物づくりをするには良い天気なので、
自分なりの梅雨の楽しみ方を見つけてみたいと思います。





霧島から3時間程離れた所にある「西米良村」が好きです。
メインストリートも数十メートル、大きな観光スポットもない小さな村ですが、
温泉、それから、そこに売っているお豆腐と柚子胡椒、ぶなしめじを目当てに
時々足を運びます。

画像は、その西米良村の隣町・西都市の境にある、
人里離れた山の中の集落にある元・尾八重郵便局。
今は「椿一番館ギャラリー」として開放され、いつでも自由に見学できます。
この時は、宮崎の若い画家の墨絵が飾られていました。

「本当にこの先に部落があるんだろうか?」と思う程の山の中を車で延々と走り、
やっと辿り着いた標高の高い山里の中にたたずむこの建物は、
しっとりとした優しい趣き、そして懐かしい雰囲気を漂わせています。

中に入ると、マニアなら思わず手を出したくなりそうな位貴重な〒マークの入った
古い灰皿や、色々な資料などが無造作に置かれているもの楽しいところ。
嘗て局員が住んでいたと思われる奥にある部屋にも自由に入ることができ、
今でも近所のお年寄りが時々飲み方に使っているのか、
薪や炭などが置かれた土間は現役の様子、とても綺麗でした。

これだけ山奥ににあるからいいのかも。
もしすぐに来れるような場所にあったら、心悪しき人はいろんな物を
持って帰っちゃうかも。


ふと、そんな事も脳裏に浮かんでしまいました。

鍵が掛かっていなくても、訪れる人のマナーと地元の人の手入れで守られている
タイムスリップしたような空間が今も保たれているギャラリーとの出会いによって、
日本人本来の奥ゆかしさや礼儀正しさ、律儀さなどを再確認させてもらった気がしています。

こういう所があると知っただけで、何故か嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

また、違う季節に行ってみよう。
窓のすぐ横にある柿の木がたわわに実を付ける秋もいいかもしれない…