いつもの道
「通勤路」と呼ぶには大げさだけど、家から工房まで続くこの道が私は好きです。
すぐ横を流れる川のせせらぎと、木々の間からこぼれる朝日を体いっぱいに感じながら、落ち葉を踏んでザクザクと歩く心地よい時間。
毎日当たり前の様に通っているけれど、とても贅沢なことなのかもしれません。
千葉県育ちの私は、高校時代から九州に出てくるまでの12年間、毎朝の様に満員電車を乗り継ぎ学校+職場に通っていました。
街中に住んでいながらも、ついぞ街に馴染めなかった私にとって、この究極たる人ごみの満員電車は地獄に等しく、本当に苦しい空間だったように思い返します。
ウォークマンを聞いて現実逃避するに他はなく、「何でここまでして通わないといけないんだろう?」と何度悩んだか。
「いつか街を出よう。私は街中では生きて行けない。」
そんなことを一人考えながら、朝の通勤ラッシュの人波に上手く乗れずに、ぼんやり立ち尽くすこともしばしばでした。
霧島は本当に素敵なところです。
野に咲くの花々を見ては季節を感じ、ゆったりと流れる時間を楽しみながら生きることができる、私にとって幸せな場所。
▲今の季節道々でよく出会う可愛らしいイヌタデとヨツバヒヨドリ
宮崎県との県境に住んでいるせいか、「鹿児島県」に対する郷土心はまだ小さいけれど、「霧島」はすでに私の故郷になっています。大好きな山も川も近くにある。風も人も優しいこの場所に、ずっとこれからも住み続けたい。そんな風に強く思っています。
温泉もたくさんあるし・・・ 本当に魅力的なところに来たなぁ。なんて、この偶然を幸せに思う私が確かにここにいるようです。
▲爽やかな秋に似合う涼しげな紫色の野菊
- [2006/10/15 21:50]
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